

【第6回】取り入れたい材料:旬の野菜と果物
究極の理想的なおやつは、加工されていない**「野菜や果物」**そのものです。これらには、加工食品では取り除かれてしまう食物繊維やビタミン、ミネラルが凝縮されています。 果物には糖分も含まれますが、食物繊維がセットになっているため、血糖値の上昇が穏やかになることがエビデンスによって示されています。また、野菜や果物の色鮮やかな成分(フィトケミカル)には、体内の酸化を防ぐ強力な作用があります。おやつを「お菓子」と考えず、ふかし芋やトウモロコシ、リンゴといった「素材そのもの」を出すだけで、子どもの味覚は研ぎ澄まされ、将来にわたる健康な食習慣の土台が作られます。
3月3日


【第5回】取り入れたい油:オメガ3とオリーブオイル
子どもの脳の発達をサポートするために、積極的に取り入れたいのが良質な油です。特にオメガ3脂肪酸(DHA・EPAやα-リノレン酸)は、脳の神経細胞を保護し、学習能力や記憶力を高めるという確かなエビデンスがあります。 おやつには、くるみなどのナッツ類(誤嚥に注意)や、青魚を使った軽食がおすすめです。また、オリーブオイルに豊富に含まれるオレイン酸は、酸化しにくく腸内環境を整える効果もあります。例えば、トーストにバターではなくオリーブオイルと少しの塩をかけたり、サラダにおやつ感覚で和えたりすることで、脳に良い「脂質」を無理なく補給することができます。
2月17日


【第4回】避けたい調理法:高温調理の「AGEs」に注意
おやつの内容は「何を食べるか」だけでなく「どう作るか」も重要です。特に、ポテトチップスや焼き菓子のように、高温で加熱(揚げる・焼く)された食品には、AGEs(終末糖化産物)という老化物質が発生します。 これは、糖とタンパク質が高温で結合してできるもので、強い毒性を持ちます。エビデンスでは、AGEsの過剰摂取が将来の血管疾患や糖尿病のリスクを高めるだけでなく、子どもの体内でも炎症を促進することが指摘されています。高温で茶色く焦げたものは美味しいですが、それはAGEsのサインでもあります。普段のおやつは、なるべく「蒸す」「茹でる」といった低温調理のものを中心に選ぶのが理想的です。
2月3日


【第3回】避けたい油:オメガ6の過剰と酸化した油
揚げたてのスナック菓子や、安価な植物油脂を使ったおやつには、オメガ6脂肪酸(リノール酸など)が多く含まれています。これらは必須脂肪酸ですが、現代の食事では過剰摂取になりがちです。 研究によれば、オメガ6の過剰摂取は体内で慢性的な炎症を引き起こしやすく、アレルギー疾患の悪化や情緒不安に関与するとされています。さらに、作り置きの揚げ物に含まれる酸化した油は、細胞にダメージを与える活性酸素を発生させます。おやつに揚げ物を選ぶ際は、古い油を避けることや、日常的にオメガ6が多くなりすぎないよう配慮することが、子どもの健やかな体と心を守るポイントになります。
1月20日


【第2回】避けたいおやつ:砂糖や果糖の「過剰摂取」
子どもが大好きなお菓子やジュースに含まれる砂糖(ショ糖)や果糖の過剰摂取は、脳と心に大きな影響を与えます。これらは「単純糖質」と呼ばれ、摂取すると血糖値を急激に上昇させます。 エビデンスとして注目されているのが、その後の「低血糖」状態です。急上昇した血糖値を下げるためにインスリンが過剰分泌され、今度は血糖値が下がりすぎてしまうのです。この変動により、子どものイライラ、集中力の欠如、さらにはキレやすさといった行動面の問題が引き起こされることがわかっています。おやつを選ぶ際は、パッケージに「果糖ぶどう糖液糖」などの表記がないか、甘すぎる飲み物を与えすぎていないか、一度チェックしてみてください。
1月6日
