【完璧主義との付き合い方:第8回】まとめ ~「不完全さ」を受け入れ、子どもの輝きを未来へ~
- shiranegakudo
- 8月14日
- 読了時間: 2分
こんにちは!横浜旭学童クラブです。
全8回にわたり、「完璧主義との付き合い方」をテーマにお届けしてまいりました。最終回となる今回は、これまでの内容を振り返りながら、お子さんの「自分らしさ」を大切にし、その輝きを未来へつなげていくためのヒントをまとめてお伝えします。
このシリーズでは、完璧主義の良い面(目標に向かって努力する力など)と、行き過ぎた場合の心配な面(失敗への過度な恐れ、心の疲れなど)の両方を見てきました。大切なのは、完璧を求める気持ちそのものを否定するのではなく、それとどうバランスを取り、上手に付き合っていくか、ということです。
そのために、私たちは「不完全さを受け入れる」という視点をご紹介しました。人は誰でも不完全なものです。時間もエネルギーも無限ではありません。その「限り」を受け入れることで、かえって心は自由になり、本当に大切なことを見極める力が湧いてきます。完璧な結果を出すことよりも、まずは行動してみること、そして「十分よくできた」ところで完了させる勇気も、時には必要です。
お子さんには、点数や周りの評価だけでは測れない、その子自身の「好き」という気持ちや「やってみたい」という好奇心を大切に育んであげてください。それが、心理学でいう「人生の課題(Life Task)」、つまり内側から「これは意味がある!」と感じられることを見つける第一歩になるかもしれません。夢中になれる何かとの出会いは、人生を豊かにしてくれるはずです。
そして何よりも、保護者の皆さま自身が、完璧な親でいようとしすぎないでくださいね。保護者の方の心のゆとりや笑顔は、お子さんにとって何よりの安心材料です。時には肩の力を抜いて、お子さんと一緒に「できなくても大丈夫」「ありのままで素晴らしい」という温かい時間をお過ごしください。
このシリーズが、皆さまの子育てのヒントとなれば幸いです。横浜旭学童クラブは、これからもお子さん一人ひとりの健やかな成長を応援してまいります。子育ての中で何か心配なことや困ったことがあれば、学校の先生や専門機関など、遠慮なく相談できる場所があることも覚えておいてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。




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