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【完璧主義との付き合い方:第6回】小さな「できた!」と「失敗しても平気!」を体験しよう~行動で変わる自信~

  • shiranegakudo
  • 7月17日
  • 読了時間: 2分

こんにちは!横浜旭学童クラブです。


前回は、「自分への優しさ(セルフコンパッション)」を育むことの大切さについてお話ししました。今回は、失敗への恐れを和らげるための、もう一歩踏み込んだ関わり方として、日々の「体験」を通じたアプローチをご紹介します。


「周りの評価や失敗をとっても気にするタイプ」のお子さんにとって、何よりも怖いのは「ミスをしてしまうこと」そのものです。この不安に直接働きかける方法として、あえて「小さな失敗を安全な環境で体験してみる」という考え方があります。これは、少しずつ苦手なものに慣れていくようなイメージですね。


ご家庭では、例えばこんな「小さな失敗体験」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

  • 遊びの中で: すごろくやカードゲームでわざと負けてみる、「あっ、間違えちゃった!」と笑顔で言ってみる。

  • お手伝い: 少し形がいびつでも「お手伝いしてくれてありがとう!助かったよ」と感謝を伝える。

  • 保護者自身が: 「お料理ちょっと焦がしちゃったけど、味は美味しいね!」など、失敗を明るく見せる。


大切なのは、失敗しても大丈夫だった、周りの反応も思ったほど悪くなかった、という経験を積み重ねることです。「完璧でなくても受け入れてもらえる」という安心感が、失敗への恐怖を和らげてくれます。


また、日々の小さな「できた!」を意識することも自信につながります。そこで試してほしいのが「完了リスト」です。「宿題が終わった」「お手伝いをした」など、どんな小さなことでも良いので、できたことを書き出して親子で見返してみましょう。「今日はこんなにできたね!」と具体的に認めることで、お子さんの自己効力感が高まります。


そして、「完璧に準備ができてから…」と行動をためらいがちな時には、「とりあえず5分だけやってみようか」と、最初の一歩を後押しするのも効果的です。「完璧よりもまず行動する」という経験が、お子さんの世界を広げるきっかけになるかもしれません。


次回は、もっと楽に、もっと自分らしくいるための「考え方のコツ」についてお伝えします。

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