前回までは、英語を学ぶ上でのメリットについて説明していきました。
今回は、学ぶ上で注意しなければならないことについて紹介していきます。
キーワードとなるのが「言語間の距離」です。これは言葉の通り、言葉同士の距離という意味なのですが、具体例を挙げてみましょう。
例えば、英語とドイツ語の距離は割と近いです。それは言葉の語源が似ていたり、アルファベットを使っていたり、語順が同じだったりするからです。
一方、英語と日本語の距離は遠いのです。それは先ほど挙げたような要素に違いがあるからです。
そうすると、日本語を母語とする人たちはドイツ語を母語とする人たちに比べて、英語を習得するのにより時間がかかるようになります。
だいたいドイツ語話者は800時間程度、日本語話者だと2000時間以上だと言われています。つまり、3倍くらいの違いがあるのです。
さらに私たち日本人は英語に触れる環境というのが非常に限られています。
以上のことから、子どもに英語を習わせると焼け石に水状態になりかねないのです。実際にこれだけ英語の習い事があるにも関わらずに、中学校の時点で外国人と英語でコミュニケーションの取れる子がどれくらいいるか。。。
そのあたりのことを理解したうえで、英語に普段から触れる機会を作れる方々は、英語を習わせるという選択もありだと思います。
という私は、25歳まで全然英語しゃべれなかったですが、無理やり海外に行って、英語でコミュニケーション取れるようになりました。子供のころに英語ではない、別のスキルを身に着けるというも一つの味方です。
Comments