①、②では「質問」について書きました。
今回はこのシリーズ最後で、「ルールの自作」です。
私たちの社会は、様々なルールの下で存在しています。また、私たち個人についてもよりよいマイルールを作ることによって、求める結果を出すことができます。わかりやすいところで言えば、習慣化はマイルールを日々の生活で使っていくことになります。
特に私が感じるのは、多くの人は自分のマイルールを決めるのが上手くないということです。現実問題として、多くの人がなりたい自分(瘦せたかっこいい体を手に入れる、必要な資格を取得する・・・)になれていません。私の周りではの話ですが。。。
それでは、実際に子どもたちにルールを自作させるためにはどうすればよいのでしょうか。まずは自分に関わりのある事柄に関して、ルールを設定させるようにしましょう。「宿題に関すること」や「日々の生活習慣」に関することなどが考えられます。
ここで大切なのが、自分でルールを作る大切さを学ぶことです。宿題をやらなければ、翌日学校の先生に指摘されるのは自分です。生活習慣が乱れて、朝寝坊して気まずい思いをするのも子どもです。
自分に関係している感覚があることで、初めて自分でルールを設定し、行動する必要を感じます。しかし、ここで親が過干渉してしまうと、「親が言ったから」、「親のせいで」などとなり、自立心など育まれません。
このルールを作らせるために必要なのが、親の「質問力」です。質問し、子どもに自分なりの答えを出させて、実行させて、自省させて・・・・を繰り返していきます。 子どもにルールを決めさせることに対して不安を覚える方も多いと思いますが、自分が子どもの時はどのように感じていたでしょうか?きっと「自分はできる」「そんなに口出ししないでほしい」という思いがあったはずです。
もちろん、子どもがヘマをして、大人が責任を取らないといけない場面もあるでしょう。でも、それが大人の、親の責任でもあります。
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