今回も「質問」に関することです。①では親から質問を積極的にしましょう。というものでしたが、今回は、子どもから質問されたときの話です。
多くの方が子どもの質問に答えていると思います。子どもに正しい答えを与えている場合は、悪くはありませんが、子どもが自発的に考えるという点では、物足りません。もしも、子どもに質問されたら、こうしましょう。
「質問で返す」
子どもの強みというのは、一つに「失敗をするチャンスが多い」というものです。エジソンが語るように失敗というのは、学びに変えることができます。大人が正しい答えを与えてしまったら、その場ではうまくいきますが、失敗をするチャンスはほとんどありません。
なので、子どもが質問してきたことに対して、「質問で返し」てあげてください。
例えば
「この算数の問題はどうやってやるの?」
と聞かれたら
「その問題と似たような問題は、教科書に載ってないかな?」
などと、最終的には子どもなりの答えを見つけさせて、行動を起こさせるようにします。
私たちは自分で考えて、行動し、結果を出すことによって、「自己効力感」を身につけていきます。ただ、大人の言うことを聞いてやっていては、自己効力感は身につきにくいのです。
毎回質問で返すのは大変かもしれませんので、時々は「試してみれば」などと返すのも良いですね。
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