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  • shiranegakudo

流行りの「多様性」について考えてみる⑥

 今回も多様性を受け入れるための方法について説明していきます。

 今回のテーマは「新しいことを学ぶ」です。


 私たちが大人になるとなかなかできない事が、新しいことを学んだり、新しい体験をすることです。子ども時代は、新しいことを学んだり、発見したりするのが当たり前の毎日で、そんな子供たちは、皆さんご存知の通り新しい技術を習得することなどはとても得意なのです。

 これは多様性についても言えることで、小さな子供たちは、違う人種の人々に対して、大きな抵抗なく接することができます。私もこれまでアフリカの地域に暮らしていた時、日本のバイリンガルスクールにいた時にそれを感じました。黒人の子供も、白人の子供もアジア人の私に対して、よりフラットに接してくれていた。これは子どもたちの脳が柔軟であると言えます。


 この柔軟性はどこから来るのでしょうか?私たちの脳と言うのは、赤ん坊の時代により多くの脳細胞が存在しています。そこからそれぞれの経験をしていって、必要のないものは淘汰され、必要のあるものはより強固になっていきます。子供たちは大人のように、ある事柄を素早く正確にする事は難しいが、一方でいろいろなことに対応することができる。

 なので、子どもの脳が良いとか、大人の脳が悪いとかそういう話ではなく、それぞれ得意なことがあって、苦手なことがあると言うことです。しかし、話をそこで止めてしまうと、いつまでたっても多様性を受け入れることができないのです。ではどうすればいいのか?



 その答えとなるのが、新しいことを学び続けることです。一昔前までは私たちの脳と言うのは、大人になると変化しないと言われていた。しかし最近の研究では、大人になっても脳をアップグレードし続けることができると言われています。そのためには、何か新しいことをし続ける必要があるのです。


 あなたの身の回りにこういう人はいないでしょうか?いつまでたっても新しい技術を学ばずに、古い技術・方法を採用し続ける人。私の職場にいた人の例を挙げると、「いつまでもFAXを使い続ける老人」である。


 私はその人に何度もFAXではなく、電子メールを使うように言い続けていました。理由としては、送受信のためのコストがかかるし、記録として残りにくいからです。しかしそのご老人は、頑なにFAXを使い続けました。このご老人は、それ以外の事について「今までそうだったから」と言う理由で、様々な選択をしていました。これはまともな理由になっていないのです。

 しかし、これは多様性を受け入れられない人種差別も同じ構造を持っています。過去の自分の経験から、ある人種については「嫌い」と言うレッテルを貼り、そのレッテルが正しいのかを判断することなく使い続けているのです。

 私たちは気づくと、同じような行動、思考をしやすい傾向があります。それは、いちいち考え直すより楽で、脳のリソースを節約することにつながるからです。

 そういった傾向があるからこそ私たちは、自分に鞭を打って、新しいことを学び、多様性を受け入れる準備をしなければならないのです。

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